胃カメラ検査

胃カメラ検査とは

胃カメラ検査とは先端にカメラが付いた内視鏡スコープを挿入し、上部消化管である食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察できる検査です。当院では上部消化管に加え、喉の一部である咽頭の観察も行っています。検査中に組織を採取して、幅広い疾患の確定診断も可能です。ピロリ菌感染による影響を確かめることもでき、胃がんリスクの判断や除菌治療にもつながります。胃カメラ検査には口から挿入する経口検査と鼻から挿入する経鼻検査があり、当院では患者様にご希望の検査を選んでいただいています。

経口胃カメラ検査

鎮静剤を使用する方、鼻の麻酔が苦手な方にオススメ

経口胃カメラ検査喉への局所麻酔により、口から胃内視鏡を挿入しておこなう検査です。当院では細い内視鏡を採用しているため、従来よりも咽頭反射がおきにくく、より楽に検査を受けていただくことが可能です。舌のつけ根を通るために嘔吐反射が起こりやすくなりますが、挿入する際は細心の注意を払い、なるべく苦痛のないよう慎重に内視鏡操作を行います。検査中は力加減などをうまく調節し、麻酔が切れた後も痛みが残らないよう丁寧な検査を心がけています。

経鼻胃カメラ検査

当日運転する方、カメラ挿入中の画像が見たい方にオススメ

経鼻胃カメラ検査鼻腔への局所麻酔により、鼻から内視鏡を挿入して観察する検査方法です。舌の付け根に触れないため嘔吐反射は起こりにくく、鼻や喉を通る時の違和感もほとんどありません。苦痛を最小限に抑え、楽に検査を受けていただけます。また心肺機能にも影響が少ないことも1つのメリットです。局部麻酔をおこないますが、約1時間程度で麻酔もきれてきますのでご安心ください。鼻の奥が狭いなど変形している方では、鼻の痛みや出血など内視鏡が通らない場合もあり、状況によっては口からの挿入に変更させていただくケースがあります。
※検査前20分ほど処置にお時間がかかります。

当院の胃カメラ検査の特徴

内視鏡専門医による胃カメラ検査

内視鏡専門医による胃カメラ検査当院では、全ての胃カメラ検査を内視鏡専門医が行っています。内視鏡による検査と治療、手術の研鑽を積んだ専門医が、その高度な技術を十分に生かせる最新内視鏡システムを使用することで精緻な検査を短時間に行うことが可能になっています。また、細部に配慮した丁寧な検査を行うことで、苦痛や不快感も大幅に減らしています。

鎮静剤を使用した苦痛の少ない胃カメラ検査

鎮静剤を使用した苦痛の少ない胃カメラ検査ウトウトと眠っているようなリラックス状態で検査を受けられる鎮静剤を用いた検査を行っています。苦痛や不快感がないことに加え、余計な力が入らないことでより安全でスムーズに短時間の検査が可能になります。

経口・経鼻内視鏡からお選びいただけます

経口・経鼻内視鏡からお選びいただけます

当院では口からスコープを挿入する経口検査と、鼻から挿入する経鼻検査を行っており、患者様にご希望の方法を選んでいただいています。適切な局所麻酔や鎮静剤の使用により、どちらも不快感がほとんどない検査が可能です。

条件を満たせば初診当日の検査が可能

条件を満たせば初診当日の検査が可能いくつかの条件はありますが、初診当日の胃カメラ検査も可能です。できるだけ早く胃カメラ検査を受けたい、お忙しいなどで初診当日検査をご希望の場合はご相談ください。
条件には、検査枠の空き、最後に食事をした時間、基礎疾患の有無や内容などがありますので、まずはお電話でお問い合わせください。

検査後、寝たままリカバリールームに移動

検査後、寝たままリカバリールームに移動鎮静剤を使った検査では、検査後に少しお休みいただく必要があります。当院では、検査終了後、寝たままの状態でリカバリールームまでお運びしていますので無理に動く必要がなく、安心してお休みいただけます。

胃と大腸の同日検査が可能

当院では、胃カメラ検査と大腸カメラ検査の両方を1日で受けていただけるようにしています。検査だけでなく、前日からの食事制限も1回で済みますので、心身への負担も少なく、スケジュールを組みやすくなります。ただし、同日検査が可能かどうかについては医師が診断した上で判断しておりますので、ご希望がありましたらご相談ください。

日曜日の胃カメラ検査が可能

日曜日の胃カメラ検査が可能胃カメラ検査は数多くの疾患の早期発見や確定診断が可能であり、お忙しい方には特に有効な検査です。平日はスケジュールをつくれない方のために、当院では日曜日にも胃カメラ検査を受けていただけるようにしています。

検査を受けるタイミング

胃がんは早期発見できればほとんどが楽な治療で完治が望めます。しかし、進行して発見されることが多く、がんによる死亡原因でも上位にあります。早期胃がんは自覚症状が乏しいので、リスクの高くなる年齢になったら、症状がなくても胃がんの早期発見が唯一可能な胃カメラ検査を受ける必要があります。
当院では胃がんリスクが上昇しはじめる40歳を超えたら、胃カメラ検査をお勧めしています。

胃カメラを早めに受けた方が良いと思われる方

  • 40歳以上で、胃カメラ検査を受けたことがない
  • 喫煙や飲酒の習慣がある・あった
  • 胃がんやピロリ菌感染陽性のご家族がいる
  • 胸やけや胃痛など、胃や周辺の症状がある

当院では、鎮静剤を用いた楽に受けられる検査を行っています。不安がある方もお気軽にご相談ください。

胃カメラ検査の流れ

Step1検査前日

夕食は21時までに済ませてください。アルコールの摂取は控えてください。
21時以降は、お茶・お水、いつも飲んでいる薬以外は、飲食しないようにお願いします。

Step2検査当日の朝

検査当日の朝朝食は召し上がらずにお越しください。召し上がった場合は検査ができません。
お水は、検査予約時間の2時間前まではお飲みいただけます。
お茶・ジュース・牛乳などは、診断に差し支えますので飲まないでください。
サプリメントは、検査日当日は摂取しないでください。

検査当日の持ち物

  • 保険証、診察券
  • 検査費用
  • 服装:圧迫の強い肌着は避けてください。

※検査中に使用する青い色素が付着しても目立たないように、濃色の汚れても良い服装でお越しください。

Step3来院後

来院後来院後、胃の中の泡を取るお薬を服用していただきます。
その後、検査室で横になり、ご希望の検査方法に伴った局所麻酔を行います。
鎮静剤を希望される方には点滴を行います。
実際の検査時間は10分程度です。
※自分で自動車、バイク、自転車を運転して来院された場合は、鎮静剤は使用できません。公共交通機関やタクシーを利用してご帰宅ください。

Step4検査後

検査後組織採取をされた方には、検査結果が分かり次第郵送またはご来院にてに検査結果をお伝えいたします。当日説明希望、組織採取されなかった方は、検査後診察室で内視鏡で撮影した画像を見ながら検査結果の説明をします。(鎮静剤を使用した方は1時間ほど回復室で休んだ後になります)
検査後の注意事項については検査後用紙をお渡ししてご説明いたします。

検査の費用

検査内容 1割負担の方 3割負担の方
胃カメラ検査のみ 2,000円程度 6,000円程度
胃カメラ+病理組織検査 3,000円〜4,000円程度 9,000円〜12,000円程度
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