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ピロリ菌の症状 第三弾

ピロリ菌と胃がんの関係性


ピロリ菌に感染していると年率0.4%で胃がんが起きると言われています。ピロリ菌に感染すると「前がん状態」である慢性胃炎(萎縮性胃炎)になります。その状態になると、ピロリ菌とがんのもと(がん幹細胞)が結びつきやすくなります。ピロリ菌とがんのもと(がん幹細胞)が結びつくと、がん細胞が生み出されます。
また2014年には、全世界の胃がんの約8割がピロリ菌感染が原因だという報告書が、世界保健機関(WHO)の専門組織「国際がん研究機関」から発表されました。このことからピロリ菌感染は、胃がん発症の第一歩だということが医学界では今や常識となっています。
つまり、ピロリ菌に感染してしまうと胃がんになる確率が大きく上がってしまいます。

 

ピロリ菌を除菌するメリット


・胃がんリスク軽減
・胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発抑制
・MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病の治療
・機能性胃腸症状の改善
・子供への感染予防


上述してある通り、ピロリ菌を除菌することは健康上で多くのメリットが存在します。
その一つに子供へのピロリ菌感染予防が挙げられます。ピロリ菌のほとんどが幼児期に感染するとされています。そのため子供を産む前にピロリ菌を除菌すれば、こども世代にピロリ菌を感染させてしまうリスクはほとんどなくなります。しかしピロリ菌を保有したまま、子供も産んでしまうと70-80%の確率で母子感染してしまいます。
大切な人を守る為にも、そして大切な人を悲しませないためにも、是非一度ピロリ菌検査を受けていただきたく思います。また胃がんの早期発見・早期治療には、定期的な内視鏡検査が重要です。胃がんで亡くならないためには、「一次予防」としてのピロリ菌検査ならびにピロリ菌の除菌、 「二次予防」として定期的な内視鏡検査の受診による経過観察がとても重要です。

 

お問合せ


当院では消化器内視鏡専門医・消化器病専門医が診療しております。
ピロリ菌そのものには症状がないことから、見過ごされてしまう場合が多々ありますが、実は胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がん、その他の病気の原因になっているケースがとても多いです。ピロリ菌を除菌していただくことで数多くの病気を予防することが出来るので、是非一度受けていただくことをオススメします。

当院では診察した上で、必要に応じて胃カメラ検査を行っていきます。

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